合同会社ilando
情報システム・セキュリティ

情報システム担当者のためのセキュリティ運用講座

点検記録と事故対応手順を作成

  • 20時間
  • 中級
  • 対象職務:情報システム部門の担当者
  • オンライン(ライブ配信) ・ 対面(ご指定の会場) ・ オンラインと対面の併用

情報システム部門の担当者が、権限・更新・ログの点検と事故対応を実習します。検証環境で設定を確認し、異常の切り分け、復旧確認、対応記録までの手順を作成します。

この講座で身につくこと

  • 資産・アカウント・権限の棚卸し表を作成できます。
  • 多要素認証と最小限の権限を検証環境で設定し、動作を確認できます。
  • 更新状況と端末の防御設定を点検し、未対応項目を記録できます。
  • ログから発生時刻と影響範囲を整理した調査記録を作成できます。
  • 隔離判断、連絡、復旧確認を含む事故対応手順書を作成できます。

こんな方に

  • 社内アカウントの権限管理を担当する情報システム担当者
  • 端末の更新状況と警告を日常点検する情報システム担当者
  • 障害や不正アクセスの初動対応を担当する情報システム担当者

カリキュラム(全20時間)

  1. 第1回 資産と権限を棚卸しする4時間
    • 端末、利用サービス、担当部署を資産台帳に整理します。
    • 退職者・異動者を想定した模擬アカウント一覧から不要な権限を抽出します。
    • 最小権限(業務に必要な範囲だけの権限)で検証アカウントを設定します。
    • 多要素認証(異なる種類の要素による本人確認)を設定し、復旧方法も確認します。
  2. 第2回 端末の更新と防御設定を点検する4時間
    • Windows Updateで更新状況を確認し、更新できない端末を記録します。
    • Microsoft Defender Antivirusで保護状態と検出履歴を確認します。
    • ファイアウォール(通信の許可・遮断機能)の検証用ルールを設定します。
    • 更新の優先順位、検証、配布、問題発生時の戻し方を作業計画にします。
  3. 第3回 ログから異常を切り分ける4時間
    • ログ(操作や動作の記録)の時刻と保存元をそろえます。
    • Windowsイベントビューアーでログオン失敗などの模擬事象を確認します。
    • 認証ログと端末ログを突き合わせ、発生順序と対象端末を整理します。
    • 事実、未確認事項、追加で集める記録を調査票に書き分けます。
  4. 第4回 事故対応と復旧を演習する4時間
    • 模擬の不正ログインを題材に、影響範囲と連絡先を整理します。
    • 検証アカウントの無効化と、検証端末の隔離・解除を実習します。
    • 証拠となる記録を保全し、対応操作の時刻を記録します。
    • 模擬業務ファイルをバックアップから復元し、内容と利用可否を確認します。
  5. 第5回 日常点検と対応手順を完成させる4時間
    • 点検担当、頻度、未対応時の連絡先を運用表に記します。
    • 事故対応の机上演習で、判断と連絡の抜けを確認します。
    • 復旧の承認条件と、再発防止策の確認方法を決めます。
    • 点検票、調査記録、事故対応手順書をまとめて相互確認します。

受講後に手元に残るもの

  • 資産・権限の棚卸し表と日常点検票
  • 模擬事象のログ調査記録
  • 事故対応・復旧確認の手順書
  • 更新計画と未対応項目の管理表

受講の前提と環境

前提:社内アカウント管理とWindowsの基本操作を経験していることが前提です。IPアドレスやネットワーク接続の基礎も使います。検証端末の管理権限を事前に用意します。

環境:Windowsの検証用PCまたは仮想環境と管理権限が必要です。Windows標準の点検機能はOSのライセンス範囲で利用できます。多要素認証は採用サービスの検証用アカウントを用意し、契約条件を事前確認します。有料の監視製品は必須ではありません。演習には自社の業務データ(個人情報を除く)または配布する模擬データを使います。

企業ごとの調整

自社の認証サービスや端末管理方法に合わせ、点検項目を調整できます。実際の設定変更は検証環境で行い、自社の連絡経路や復旧基準を手順書に反映します。

助成金を使う場合

情報システム担当者が行う権限管理、端末点検、ログ調査、事故発生時の復旧確認を対象とする実務訓練です。助成の可否は計画届の内容に基づき、管轄の都道府県労働局が判断します。

計画届に添付するカリキュラム資料(時間数、回ごとの内容、実施形態)をご用意します。助成金の申請書類の作成・提出の代行は、社会保険労務士の業務のため行いません。事業展開等リスキリング支援コースは令和8年8月3日に改正されています(経過措置あり)。制度の内容は助成金ガイドと、厚生労働省「人材開発支援助成金」でご確認ください。

この講座についてのよくある質問

従業員全員向けのセキュリティ研修と何が違いますか?

管理担当者が設定を点検し、異常の原因を切り分ける実習を行います。権限の棚卸し、ログ調査、復旧確認を成果物として残します。全社員向けの注意喚起だけを行う講座ではありません。

本番環境の設定変更や攻撃実験は必要ですか?

標準演習は検証アカウント、検証端末、模擬ログで行います。本番環境の遮断や第三者への攻撃は行いません。復元演習にも個人情報を含まない模擬ファイルを使います。

助成金の検討で示すセキュリティ業務は何ですか?

担当する権限管理、端末点検、事故対応の範囲と演習の対応を整理します。申請書類の作成・提出の代行は社会保険労務士の業務であり、ilandoでは行いません。申請は事業主が行うか、社会保険労務士に依頼します。

この講座について相談する

対象の職務、人数、希望の時期をお知らせください。この講座のカリキュラム資料と実施の進め方をご案内します。