ネットワーク基礎と社内LAN・VPN運用講座
社内LAN・VPNの設定と障害手順を作成
- 20時間
- 初級
- 対象職務:情報システム部門・総務の担当者
- オンライン(ライブ配信) ・ 対面(ご指定の会場) ・ オンラインと対面の併用
情報システム部門・総務の担当者が、社内ネットワークの設定と障害対応を実習します。通信先の確認、VPN接続、障害の切り分けを行い、構成図と点検手順書を作成します。
この講座で身につくこと
- 社内LANの構成図とIPアドレス管理表を作成できます。
- 検証環境でIPアドレスと名前解決を設定し、疎通を確認できます。
- VPN接続を設定し、接続後の経路と名前解決を確認できます。
- 通信記録とコマンド結果から障害箇所を切り分けられます。
- 設定変更、復旧、問い合わせに使う運用手順書を作成できます。
こんな方に
- 社内の接続不良の一次対応を任される情報システム担当者
- 拠点や在宅勤務の接続設定を担当する情報システム担当者
- 小規模事業所でネットワーク管理を兼務する総務担当者
カリキュラム(全20時間)
- 第1回 社内LANの構成と接続先を確認する4時間
- LAN(社内などの範囲で機器をつなぐ網)の構成図を作ります。
- IPアドレス(通信先を識別する番号)とサブネット(通信範囲)を管理表に記します。
- スイッチ、ルーター、無線アクセスポイントの接続関係を図にします。
- WindowsのipconfigまたはMacのifconfigで、自分の端末の設定を確認します。
- 第2回 アドレス配布と名前解決を設定する4時間
- DHCP(接続設定の自動配布)と固定アドレスを検証環境で使い分けます。
- DNS(名前から通信先を調べる仕組み)を設定し、nslookupで確認します。
- pingで疎通を調べ、応答がないだけでは障害を断定できないことを確認します。
- 誤ったアドレスやDNS設定を修正し、変更前後の結果を記録します。
- 第3回 通信経路と許可ルールを調べる4時間
- Linuxのip routeで経路表を確認し、別のネットワークへの通信を設定します。
- ポート(通信サービスの識別番号)を指定し、Web接続を確認します。
- Wireshark(通信を記録・解析する道具)で検証用の通信を確認します。
- 通信の許可ルールを変更し、経路の問題と遮断の問題を切り分けます。
- 第4回 VPNを設定して接続を確認する4時間
- VPN(外部から暗号化した経路で接続する仕組み)の接続図を作ります。
- WireGuard(VPNソフト)で検証用の鍵と接続設定を作成します。
- 接続先アドレスと通してよい通信範囲を指定し、疎通を確認します。
- VPN接続後の経路、DNS、接続状態を確認し、設定の誤りを修正します。
- 第5回 接続障害を切り分け手順にまとめる4時間
- アドレス重複、名前解決失敗、VPN接続失敗の模擬障害を調査します。
- 端末、接続機器、通信経路、接続先の順に確認した結果を記録します。
- 無線接続の問い合わせで集める接続先名、電波状態、発生範囲を整理します。
- 構成図、設定の控え、変更前へ戻す手順をまとめて検証します。
受講後に手元に残るもの
- 社内LAN・VPNの構成図とIPアドレス管理表
- 検証環境の設定ファイルと確認記録
- 障害切り分け・設定復旧の手順書
受講の前提と環境
前提:PCの基本操作とファイル管理ができることが前提です。ネットワーク機器の設定経験は不要です。仮想環境の導入と検証操作に必要な管理権限を用意します。
環境:Windows PCまたはMacと、Linuxを動かす隔離した仮想環境を使います。Wireshark、WireGuard、Linuxは無料で利用できます。仮想環境の導入可否とPCへの適合を事前確認します。実機ルーターや有料VPNサービスは標準演習の必須条件ではありません。演習には自社の業務データ(個人情報を除く)または配布する模擬データを使います。
企業ごとの調整
自社の拠点構成や在宅勤務の接続方法に合わせて構成図を作れます。既存のVPN製品を扱う場合は検証環境と契約条件を確認し、設定と障害対応の時間配分を調整します。
助成金を使う場合
社内ネットワークを管理する情報システム・総務担当者の接続設定、VPN運用、接続障害の一次対応に直結します。助成の可否は計画届の内容に基づき、管轄の都道府県労働局が判断します。
計画届に添付するカリキュラム資料(時間数、回ごとの内容、実施形態)をご用意します。助成金の申請書類の作成・提出の代行は、社会保険労務士の業務のため行いません。事業展開等リスキリング支援コースは令和8年8月3日に改正されています(経過措置あり)。制度の内容は助成金ガイドと、厚生労働省「人材開発支援助成金」でご確認ください。
この講座についてのよくある質問
ネットワーク専任ではない総務担当者も受講できますか?
社内接続の設定や問い合わせ対応を担当する方を想定しています。用語は構成図と操作結果に結び付けて説明します。最終演習では障害箇所を調べ、専門業者へ渡す記録も作ります。
オンラインでもVPNの設定を実習できますか?
隔離した仮想環境でVPNの接続元と接続先を用意して実習します。事前に仮想環境が動くことと管理権限を確認します。社内ネットワークへ直接つなぐ設定は標準演習に含めません。
助成金の検討では総務のどの業務と結び付けますか?
総務が実際に担当するLAN設定、VPN運用、接続障害対応との関係を整理します。申請書類の作成・提出の代行は社会保険労務士の業務であり、ilandoでは行いません。申請は事業主が行うか、社会保険労務士に依頼します。
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