合同会社ilando
生成AI・業務自動化

社内文書検索(RAG)チャットボット開発講座

出典を示す社内文書検索ボットを試作

  • 24時間
  • 中級
  • 対象職務:開発担当者・情報システム担当者
  • オンライン(ライブ配信) ・ 対面(ご指定の会場) ・ オンラインと対面の併用

開発・情報システム担当者が、社内文書を検索して根拠付きで回答するボットを試作できます。閲覧範囲、文書更新、回答できない質問の扱いまで検証します。

この講座で身につくこと

  • 文書の出典、改訂日、閲覧範囲を管理する一覧を作成できます。
  • 文書を分割して意味の近い箇所を検索する処理を実装できます。
  • 検索した根拠と出典を表示する回答画面を作成できます。
  • 利用者の閲覧範囲外の文書を検索対象から除外できます。
  • 検索と回答を別々に評価し、改善結果を記録できます。

こんな方に

  • 社内規程や手順書の検索システムを開発する方
  • 部門からの定型的な問い合わせを支援する情報システム担当者
  • 検索結果と回答の根拠を検証する開発担当者

カリキュラム(全24時間)

  1. 第1回 対象文書と質問の設計4時間
    • RAG(文書を検索し、その内容を基に回答する方法)の検索・回答の流れを図にし、各工程の入出力を定義します。
    • 模擬の業務手順書から答えられる質問と対象外の質問を作成します。
    • 文書ID、出典、改訂日、閲覧範囲を一覧にします。
    • 文字情報のあるPDFをpypdfで読み込み、抽出結果を点検します。
  2. 第2回 文書分割と検索用データの作成4時間
    • 見出しと段落を基に文書を小さな単位へ分割します。
    • Sentence Transformersで文章の意味を数値列に変換します。
    • 日本語対応の埋め込みモデルを選び、利用条件を確認します。
    • NumPyで数値列を保存し、出典情報との対応を保ちます。
  3. 第3回 関連箇所の検索と閲覧範囲の制御4時間
    • 質問と文書の数値列を比較し、意味の近い箇所を検索します。
    • サーバー側の利用者情報から検索できる文書を限定します。
    • 模擬ユーザーで権限外の文書が結果に出ないか確認します。
    • 根拠箇所が見つからない質問を判別する条件を検証します。
  4. 第4回 根拠付き回答と画面の作成4時間
    • 検索結果だけを根拠としてClaude APIに回答を依頼します。
    • 回答と文書名、ページ、参照箇所を対応付けます。
    • 根拠不足の場合に回答を保留する処理を作成します。
    • StreamlitでローカルPC用の質問・回答画面を作成します。
  5. 第5回 検索精度と回答内容の評価4時間
    • 正解の根拠箇所が検索候補に含まれるか確認します。
    • 回答の各主張が提示した根拠に支えられているか点検します。
    • 文書内の不正な指示に従わないか模擬入力で試験します。
    • 分割方法と検索件数を変え、同じ質問群で比較します。
  6. 第6回 文書更新と総合動作の確認4時間
    • 文書の差し替えと削除を検索用データへ反映します。
    • 旧版の情報が回答に残らないか再試験します。
    • 閲覧範囲、出典表示、回答保留を一連の操作で確認します。
    • 本番導入前に必要な認証、運用、追加評価を文書化します。

受講後に手元に残るもの

  • ローカルで動く文書検索チャットボットのコード
  • 文書一覧と検索用データの作成処理
  • 評価用質問集と検索・回答の評価記録
  • 文書更新手順と本番導入前の確認表

受講の前提と環境

前提:Pythonの関数、ファイル入出力、外部サービスの呼び出しを扱えることが前提です。生成AIのAPI接続経験があると演習を進めやすくなります。

環境:WindowsまたはMacのPC、Python、Visual Studio Codeを用意します。Pythonと記載の公開ライブラリは無料で利用できます。Claude APIを使える法人管理のアカウントと認証キーが必要です。APIの利用は従量課金で、ブラウザー版の契約とは別です。 通信許可と利用上限を事前に確認します。pypdf、Sentence Transformers、NumPy、Streamlitを使用します。文書処理とローカル画面は無料のソフトで実行できます。埋め込みモデルの利用条件とPCでの動作は事前に確認します。

企業ごとの調整

対象を規程、製品資料、業務手順書など担当部門の文書に調整します。承認済みの生成AIに置き換え、検索精度と閲覧範囲の検証に充てる時間を変更できます。 演習には、個人情報を除いた自社の業務データまたは配布する模擬データを使います。

助成金を使う場合

開発担当者・情報システム担当者の社内文書検索機能の開発、閲覧範囲の制御、回答品質の検証に直結する訓練です。助成の可否は、計画届の内容に基づき管轄の都道府県労働局が判断します。

計画届に添付するカリキュラム資料(時間数、回ごとの内容、実施形態)をご用意します。助成金の申請書類の作成・提出の代行は、社会保険労務士の業務のため行いません。事業展開等リスキリング支援コースは令和8年8月3日に改正されています(経過措置あり)。制度の内容は助成金ガイドと、厚生労働省「人材開発支援助成金」でご確認ください。

この講座についてのよくある質問

24時間で全社公開まで終えられますか。

到達点は、限定した文書で動くローカルの試作品です。本番の利用者認証や社内システムとの接続は、追加実装と検証が必要な項目として整理します。

スキャンしたPDFもそのまま検索できますか。

標準演習は文字情報を持つPDFとテキストを使います。画像だけのPDFはOCR(画像の文字を読み取る処理)が別途必要です。認識精度の検証は追加範囲として調整します。

文書検索の開発を研修計画に組み込めますか。

検索対象の文書、利用部門、受講者が担当する実装工程を整理します。文書整備、検索、回答評価の作業に対応するカリキュラム資料を提供します。

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