業務自動化のためのLLM API活用講座(Python)
項目抽出と確認待ち処理のプログラムを作成
- 24時間
- 中級
- 対象職務:社内システム担当者・開発担当者
- オンライン(ライブ配信) ・ 対面(ご指定の会場) ・ オンラインと対面の併用
社内システム・開発担当者が、生成AIをプログラムから呼び出して文書の項目を抽出できます。入力と出力の検証、失敗時の再処理、人への確認依頼まで実装します。
この講座で身につくこと
- 文書処理の入力項目、出力項目、人の確認条件を定義できます。
- 生成AIを呼び出して所定の項目を抽出するPython処理を作成できます。
- 形式の誤りと根拠のない値を検出する検証処理を作成できます。
- 再試行と二重処理防止を備えた一括処理を実装できます。
- テスト結果と利用記録を残す実行手順書を作成できます。
こんな方に
- 社内文書の分類や転記を自動化するシステム担当者
- Pythonで既存業務に生成AIを組み込みたい開発担当者
- AI処理の失敗や利用量を管理する担当者
カリキュラム(全24時間)
- 第1回 文書処理の要件と接続準備4時間
- LLM(文章を扱う生成AIモデル)で抽出する項目を定義します。
- API(外部サービスを呼び出す窓口)の入出力を確認します。
- Claude APIの認証キーを環境変数で読み込みます。
- 模擬の社内依頼文を使い、最小の呼び出し処理を実行します。
- 第2回 形式を決めた項目抽出4時間
- JSON(項目名と値で表すデータ形式)で出力を指定します。
- 依頼種別、希望日、必要事項をPythonで抽出します。
- Pydanticで必須項目とデータ型の検証処理を作成します。
- 不明な項目を推測で埋めず、確認待ちに分けます。
- 第3回 根拠確認と評価用データの作成4時間
- 各抽出値に対応する原文箇所を出力させます。
- 形式検証とは別に、日付や値の根拠を照合します。
- 正常、情報不足、矛盾を含む入力と期待結果を作成します。
- pytestで検証処理と処理分岐を自動確認します。
- 第4回 通信障害と再処理への対応4時間
- 応答待ち時間の上限と再試行するエラーを定義します。
- 呼び出し回数の制限に対し、待ち時間を延ばして再試行します。
- 処理IDと完了記録を使い、同じ業務結果の二重保存を防ぎます。
- 途中で失敗したファイルだけを再処理します。
- 第5回 利用量と確認待ち一覧の管理4時間
- 処理件数、応答時間、APIの利用量を記録します。
- 処理上限に達した場合に新たな呼び出しを停止します。
- 確認待ちの項目をCSV(表形式のテキスト)へ出力します。
- 認証キーや文書本文を実行記録に残さない設定を確認します。
- 第6回 一括処理の総合演習4時間
- 別の模擬文書群で抽出から結果保存まで実行します。
- 入力に紛れた命令文を処理指示として扱わないか試験します。
- 成功、保留、失敗の件数と出力を照合します。
- 設定項目、再実行、停止方法を手順書にまとめます。
受講後に手元に残るもの
- 文書の項目抽出と一括処理を行うPythonコード
- 模擬データと自動テスト
- 確認待ち一覧と利用記録の出力見本
- 設定・実行・再処理の手順書
受講の前提と環境
前提:Pythonの関数、辞書、ファイル入出力、例外処理の基礎が必要です。パッケージを導入し、プログラムを実行できる環境を用意します。
環境:WindowsまたはMacのPC、Python、Visual Studio Codeを用意します。Pythonと記載の公開ライブラリは無料で利用できます。Claude APIを使える法人管理のアカウントと認証キーが必要です。APIの利用は従量課金で、ブラウザー版の契約とは別です。 通信許可と利用上限を事前に確認します。使用ライブラリはanthropic、Pydantic、pytestです。通信なしの検証は模擬応答で実施できますが、実際のAPI接続演習には利用枠が必要です。
企業ごとの調整
社内依頼文や受付票など、対象業務の項目と確認条件を調整します。承認済みAPIに置き換え、接続方法に応じて実装と検証の時間配分を変更できます。 演習には、個人情報を除いた自社の業務データまたは配布する模擬データを使います。
助成金を使う場合
社内システム担当者・開発担当者の文書処理機能の実装、入力検証、障害時の再処理に直結する訓練です。助成の可否は、計画届の内容に基づき管轄の都道府県労働局が判断します。
計画届に添付するカリキュラム資料(時間数、回ごとの内容、実施形態)をご用意します。助成金の申請書類の作成・提出の代行は、社会保険労務士の業務のため行いません。事業展開等リスキリング支援コースは令和8年8月3日に改正されています(経過措置あり)。制度の内容は助成金ガイドと、厚生労働省「人材開発支援助成金」でご確認ください。
この講座についてのよくある質問
Python未経験でも受講できますか。
関数やファイル入出力を使ったプログラムを書けることが前提です。構文の基礎から学ぶ場合は、Python基礎講座の内容を先に習得する構成が適しています。
ブラウザー版AIの契約だけでAPIを使えますか。
API用のアカウント、認証キー、利用枠を別途用意します。無料で行えるローカルの検証と、利用料が生じる実接続の演習を分けて準備します。
自動化する業務は研修計画でどこまで具体化しますか。
入力文書、抽出項目、既存の手作業、人が確認する条件を整理します。その業務を担当する受講者に対応した実装課題とカリキュラム資料を提供します。
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