新規事業開発講座(事業計画・MVP検証・DX化計画)
顧客検証に基づく事業計画と試作を作る
- 24時間
- 中級
- 対象職務:新規事業の担当者・経営企画の担当者
- オンライン(ライブ配信) ・ 対面(ご指定の会場) ・ オンラインと対面の併用
新規事業・経営企画の担当者が、顧客課題の検証、サービス試作、収支試算を実習します。継続判断の基準を含む事業計画と、業務を変えるデジタル化計画を作成します。
この講座で身につくこと
- 顧客の課題と検証すべき仮説を整理した一覧を作成できます。
- 質問票と調査記録から、仮説を支持する根拠を整理できます。
- 価値を確かめる最小限のサービス試作を作成できます。
- 前提条件を変えて収支を比較する試算表を作成できます。
- 業務・データ・役割の変更を含む実行計画を作成できます。
こんな方に
- 新しいサービスの企画と顧客検証を担当する方
- 既存事業の課題から新規事業案を具体化する方
- デジタル化による事業計画と社内提案を担当する方
カリキュラム(全24時間)
- 第1回 事業機会と顧客課題の整理4時間
- 模擬の受発注業務から手戻りと待ち時間を洗い出します。
- 顧客、課題、提供価値、収益の仮説を一枚に整理します。
- 既存の代替手段と乗り換えの条件を比較します。
- 検証を優先する仮説と、否定される条件を決めます。
- 第2回 顧客インタビューと仮説の更新4時間
- 実際の行動と困りごとを聞く質問票を作成します。
- 模擬顧客への聞き取りで発言と解釈を分けて記録します。
- 賛同の言葉と利用意向の根拠を区別します。
- 確認できた事実と未検証の仮説を更新します。
- 第3回 MVPの制作と検証設計4時間
- MVP(価値を確かめる最小限の試作)の範囲を決めます。
- 配布するFigma(画面設計ツール)のテンプレートの2〜3画面を編集し、受発注サービスの主要な操作経路を作ります。冒頭に画面編集と画面遷移の基本操作を扱います。
- 試作を使う操作課題と評価項目を設定します。
- 模擬利用者の操作結果から、修正箇所を整理します。
- 第4回 売上・費用・収支の試算4時間
- 顧客数、利用頻度、単価を分けて売上を試算します。
- 開発費、運用費、顧客対応費の前提を明記します。
- 損益分岐点(売上と費用が等しくなる水準)と資金収支を表計算ソフトで確認します。
- 前提が変わる場合の試算と、追加調査が必要な項目を整理します。
- 第5回 DX化計画と業務設計4時間
- DX(デジタル技術を使った業務・事業の変革)を対象業務に落とし込みます。
- 現在と導入後の受発注の流れを図にします。
- 必要なデータ項目、システム連携、担当者の役割を定義します。
- 導入の段階、運用上の懸念、効果の確認指標を実行計画に記載します。
- 第6回 事業計画の統合と継続判断4時間
- 顧客調査、試作結果、収支試算を事業計画にまとめます。
- 継続・修正・中止の判断基準と確認時期を設定します。
- 意思決定者向けの提案資料を作成します。
- 根拠と未検証事項への質問を受け、計画を修正します。
受講後に手元に残るもの
- 顧客課題の仮説一覧と検証記録
- Figmaのサービス試作
- 前提条件を変更できる収支試算表
- 事業計画とDX化の実行計画
受講の前提と環境
前提:自社の業務や顧客対応を説明でき、表計算ソフトで集計できる方を対象とします。検討中の事業案がない場合は、配布する模擬事例を使います。
環境:WindowsまたはMac、ブラウザー、表計算・文書作成ソフトを使います。試作にはFigmaの無料Starterプランを使います。表計算と資料作成はLibreOfficeなどの無料ソフトでも実施できます。外部の顧客管理サービスや有料の市場調査データは必須にしません。
企業ごとの調整
新サービスの立ち上げ、既存商品の提供方法の変更など、自社の検討テーマに合わせます。自社の収支項目や決裁様式を使い、調査・試作・計画作成の時間配分を調整できます。演習には自社の業務データ(個人情報を除く)または配布する模擬データを使います。
助成金を使う場合
新規事業・経営企画担当者による顧客検証、サービス試作、収支計画、導入後の業務設計を成果物にする訓練です。助成の可否は計画届の内容に基づき、管轄の都道府県労働局が判断します。
計画届に添付するカリキュラム資料(時間数、回ごとの内容、実施形態)をご用意します。助成金の申請書類の作成・提出の代行は、社会保険労務士の業務のため行いません。事業展開等リスキリング支援コースは令和8年8月3日に改正されています(経過措置あり)。制度の内容は助成金ガイドと、厚生労働省「人材開発支援助成金」でご確認ください。
この講座についてのよくある質問
事業のアイデアが固まっていなくても受講できますか?
配布する受発注サービスの模擬事例で取り組めます。自社の課題を持ち込む場合は、顧客と対象業務を絞ってから検証する仮説を決めます。
MVPの検証で市場性を判断できますか?
講座内では試作への操作や反応を記録し、判断に必要な根拠を整理します。模擬利用者の結果だけで市場性を確定せず、実顧客への追加検証を計画します。
作成するDX化計画は助成金の申請書類ですか?
本講座の成果物は業務導入と事業判断のための計画です。制度所定の申請書類とは用途を分けて扱います。助成金の申請書類の作成・提出の代行は社会保険労務士の業務で、ilandoでは行いません。申請は事業主が行うか、社会保険労務士に依頼します。
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