ITプロジェクト管理講座(要件定義・WBS・アジャイル)
要件から検収までの管理文書を作る
- 20時間
- 中級
- 対象職務:プロジェクトマネージャー・開発リーダー
- オンライン(ライブ配信) ・ 対面(ご指定の会場) ・ オンラインと対面の併用
プロジェクトマネージャー・開発リーダーが、業務要件と作業計画を具体化します。変更管理、進捗確認、受入テストまで扱い、案件で使う管理文書を作成します。
この講座で身につくこと
- 対象範囲と受入条件を明記した要件定義書を作成できます。
- 作業の担当・依存関係・完了条件を含む計画を作成できます。
- 優先順位と受入条件を持つ開発項目の一覧を作成できます。
- 変更要求の影響を評価し、判断記録を作成できます。
- 受入テストと運用引き継ぎの確認表を作成できます。
こんな方に
- 業務システムの導入や改修を管理する方
- 開発の見積りと作業分担を担当するリーダー
- 発注先や利用部門との要件調整を担う方
カリキュラム(全20時間)
- 第1回 要件定義と受入条件の明確化4時間
- 模擬の在庫管理システムから利用部門の要求を聞き取ります。
- 実現する機能と性能・運用の条件を分けて整理します。
- 対象に含む作業と対象外の作業を明記します。
- 要件ごとに確認できる受入条件を作成します。
- 第2回 WBSと実行可能な日程の作成4時間
- WBS(作業を分解した一覧)を成果物から作成します。
- 担当者、必要な工数、作業の依存関係を記載します。
- 遅れが全体日程に影響する作業を特定します。
- 模擬の追加要望を受け、日程と要員計画を修正します。
- 第3回 アジャイルでの優先順位と短期計画4時間
- アジャイル(短い周期で作り、確認する進め方)の適用箇所を選びます。
- 利用者の目的と受入条件を持つ開発項目を作成します。
- バックログ(優先順位を付けた未完了項目一覧)を整理します。
- 短期の作業計画、成果確認、振り返りを模擬実施します。
- 第4回 進捗・課題・変更の管理4時間
- 着手・作業中・完了の状態と完了条件を統一します。
- 課題と将来のリスクを分け、責任者と対応期限を決めます。
- 変更要求が費用・日程・品質に与える影響を記録します。
- 利用部門への報告と判断を求める資料を作成します。
- 第5回 受入テストと運用引き継ぎ4時間
- 要件とテスト項目の対応表を作成します。
- 異常入力、権限違い、運用中の例外を含むテストを設計します。
- 不具合の優先度と再確認の手順を整理します。
- 検収条件、運用担当、問い合わせ窓口を引き継ぎ資料にまとめます。
受講後に手元に残るもの
- 要件定義書と受入条件一覧
- WBS・日程表・開発項目一覧
- 課題・リスク・変更の管理台帳
- 受入テストと運用引き継ぎの確認表
受講の前提と環境
前提:システム開発または業務システム導入に関わった経験がある方を対象とします。プログラミングは行いません。担当した案件の流れを説明できることを前提とします。
環境:WindowsまたはMac、ブラウザー、表計算・文書作成ソフトを使います。演習はLibreOfficeなどの無料ソフトで実施できます。専用の有料管理サービスは必須にせず、導入済みのサービスへ置き換える場合は利用権限を事前に確認します。
企業ごとの調整
自社のシステム導入や開発案件に合わせ、要件と受入条件の題材を変更します。利用中の管理ツールや帳票を使い、計画型と反復型の進め方の時間配分を調整できます。演習には自社の業務データ(個人情報を除く)または配布する模擬データを使います。
助成金を使う場合
プロジェクトマネージャー・開発リーダーによる要件定義、工程計画、変更判断、受入テスト管理に直接使う文書と手順を作成します。助成の可否は計画届の内容に基づき、管轄の都道府県労働局が判断します。
計画届に添付するカリキュラム資料(時間数、回ごとの内容、実施形態)をご用意します。助成金の申請書類の作成・提出の代行は、社会保険労務士の業務のため行いません。事業展開等リスキリング支援コースは令和8年8月3日に改正されています(経過措置あり)。制度の内容は助成金ガイドと、厚生労働省「人材開発支援助成金」でご確認ください。
この講座についてのよくある質問
発注側の担当者も受講できますか?
システム導入の経験があれば受講できます。発注側では要件・受入条件・変更判断を、開発側では作業分解・見積り・進捗管理を重点的に扱えます。
すべての案件をアジャイルへ変える内容ですか?
案件の契約条件や変更頻度に応じて進め方を選びます。全体計画が必要な部分と、短い周期で確認する部分を整理し、管理文書に反映します。
開発リーダー向けの助成金申請書類も作成してもらえますか?
ilandoは要件定義や工程管理など、対象業務と演習を示すカリキュラム資料を提供します。助成金の申請書類の作成・提出の代行は社会保険労務士の業務で、ilandoでは行いません。申請は事業主が行うか、社会保険労務士に依頼します。
関連する講座
Git・GitHubによるチーム開発とコードレビュー講座
開発チームのメンバーが、変更履歴の管理から修正提案、相互レビュー、変更の統合までを実践します。同じ箇所を変更した際の競合解消と、誤った変更の取消も扱います。
24時間新規事業開発講座(事業計画・MVP検証・DX化計画)
新規事業・経営企画の担当者が、顧客課題の検証、サービス試作、収支試算を実習します。継続判断の基準を含む事業計画と、業務を変えるデジタル化計画を作成します。
30時間Webアプリ開発入門講座(HTML・CSS・JavaScript)
Web制作・社内システム開発の担当者が、備品申請の入力画面と一覧画面を作ります。見た目の調整、入力内容の検査、ブラウザ上での動作確認まで実践します。