合同会社ilando
プログラミング・開発

Java基礎講座(オブジェクト指向と業務システムの基本)

注文処理を分担するJavaプログラムを作る

  • 40時間
  • 入門
  • 対象職務:業務システム開発の担当者
  • オンライン(ライブ配信) ・ 対面(ご指定の会場) ・ オンラインと対面の併用

業務システム開発の担当者が、注文登録・金額計算・ファイル保存の処理を作ります。処理を役割別に分け、入力不備や仕様変更に対応するコードとテストを作成します。

この講座で身につくこと

  • 条件分岐と繰り返しを使って注文内容を検査できます。
  • 商品・注文明細・注文をクラスという設計単位に分けられます。
  • 十進数を扱うBigDecimalで、丸め方を指定した金額計算を実装できます。
  • 入力・計算・保存の役割を分けた注文処理を作成できます。
  • テスト用のJUnitで計算と入力検査を確認し、仕様変更後も検証できます。

こんな方に

  • Javaによる業務システム開発に新しく配属される社員
  • 注文や請求の処理を保守する新任の開発担当者
  • 既存コードの役割を読み取り、修正とテストを担当する社員

カリキュラム(全40時間)

  1. 第1回 Javaで注文金額を表示する5時間
    • OpenJDKというJava開発環境とVisual Studio Codeの準備
    • ソースコードの変換と実行の手順
    • 変数・文字列・数値を使った数量と単価の表示
    • コンソールという文字操作画面からの入力
  2. 第2回 注文明細を検査する5時間
    • 条件分岐による数量・商品コードの確認
    • 繰り返しと配列による複数明細の処理
    • メソッドという処理単位への分割
    • 入力値と期待する表示を照合する演習
  3. 第3回 商品と注文をクラスで表す5時間
    • オブジェクト指向としてデータと処理を役割ごとに整理
    • 商品・注文明細・注文のクラス作成
    • 生成時の初期設定と不正な値を防ぐ設計
    • 外部から変更できる項目を絞る実装
  4. 第4回 複数明細と金額を扱う5時間
    • Listという一覧とMapという対応表で商品を管理
    • BigDecimalによる金額計算と端数処理
    • 自社の業務データ(個人情報を除く)または配布する模擬データで注文処理
    • 件数・数量・合計額の照合
  5. 第5回 入力不備とファイル保存に対応する5時間
    • 例外処理による入力失敗・保存失敗への対応
    • java.nio.fileによる文字列ファイルの読込・保存
    • 文字コードを指定した注文結果の保存
    • 保存先がない場合の通知と再実行の確認
  6. 第6回 業務処理と保存処理を分ける5時間
    • インターフェースという処理の約束を定義
    • 入力・注文計算・保存の役割分担
    • 保存方法を差し替えるための実装分離
    • Mavenという構築ツールでプロジェクトを整理
  7. 第7回 注文処理の自動テストを書く5時間
    • JUnitによる計算結果の自動確認
    • 通常注文・数量範囲外・空明細のテスト
    • 端数処理と金額合計の境界条件を検証
    • テスト失敗から不具合箇所を修正
  8. 第8回 仕様変更を反映して完成させる5時間
    • 配送料の追加課題を設計・実装
    • 既存テストと追加テストで影響を確認
    • 注文登録から結果保存までの通し操作
    • クラス構成図と実行・保守手順書の作成

受講後に手元に残るもの

  • 注文処理を行うJavaプロジェクト
  • JUnitのテストコードと模擬注文データ
  • クラス構成図と仕様変更の記録
  • 実行・保守手順書

受講の前提と環境

前提:ファイル操作と文字入力ができることが前提です。Javaや他の言語の経験は不要です。教材は文字で操作するプログラムから始めます。

環境:WindowsまたはMac、OpenJDK、Visual Studio Code、Java用拡張機能、Mavenを使用します。教材の開発環境とJUnitは無料です。有料のJava製品やデータベースの契約は不要です。

企業ごとの調整

自社の業務データ(個人情報を除く)または配布する模擬データで注文処理を作ります。商品区分や丸め規則を実務に合わせ、社内で使用する開発ソフトへ置き換えられます。40時間内でクラス設計とテストの配分を調整します。

助成金を使う場合

業務システム開発職が担う、注文処理の実装・金額計算の修正・自動テストによる検証に直結します。助成の可否は計画届の内容に基づき、管轄の都道府県労働局が判断します。

計画届に添付するカリキュラム資料(時間数、回ごとの内容、実施形態)をご用意します。助成金の申請書類の作成・提出の代行は、社会保険労務士の業務のため行いません。事業展開等リスキリング支援コースは令和8年8月3日に改正されています(経過措置あり)。制度の内容は助成金ガイドと、厚生労働省「人材開発支援助成金」でご確認ください。

この講座についてのよくある質問

この講座でWebの業務システムまで作りますか。

文字で操作する注文処理プログラムを作ります。Web画面や認証の実装は含めません。入力・業務処理・保存を分け、後のシステム開発に使う基礎を身に付けます。

金額の計算で小数の誤差も扱いますか。

BigDecimalで十進数を扱い、金額の丸め方を明示します。単価と数量からの計算をテストし、端数が出る例でも期待する結果になるか確認します。

新任の業務システム担当者向けに助成金用の資料を用意できますか。

配属後の注文処理開発に合わせたカリキュラム資料を提供します。申請書類の作成・提出の代行は社会保険労務士の業務で、ilandoでは行いません。申請は事業主が行うか、社会保険労務士に依頼してください。

この講座について相談する

対象の職務、人数、希望の時期をお知らせください。この講座のカリキュラム資料と実施の進め方をご案内します。